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「設楽町の足」の問題

「設楽町の足」の問題津具福祉タクシーicon11

集落が点在し、住民の高齢化の進む設楽町内で、生活上の「移動手段」の問題は大変重要です。

平成21年より、北設楽郡3町村では「北設楽郡公共交通活性化協議会」を立ち上げ、北設楽郡内の公共交通のあり方を検討しています。

自治体は、第一に、北設楽の交通の背骨であるバス路線の整理と連携を検討し、
自家用車を使えない児童・生徒、高齢者を優先に使いやすい路線配置を検討しているとのコト。

北設楽公共交通計画案のパブリックコメントを8月24日まで受け付けています。

詳しくはこちらまでicon19

一方で、北設楽に住む人々の「足」の問題がすべて、バスで解決されるわけではありません。
特に、高齢者の移動手段の問題は深刻です。

現在、設楽町内では、タクシーやバスの他に、2つの移動サービスを利用することができます。

icon27 旧設楽町地域では、「移送サービス事業(設楽町移送サービス事業)」
icon27 旧津具地区では、「福祉タクシー(設楽町軽度生活支援事業)」

両者とも、設楽町町民課が窓口となっています。

ただし、それぞれのサービスには利用上の制限があります。
以下はそれぞれの利用内容です。


by アキラ

icon27 旧設楽町地域「移送サービス」

 利用できる人:
  ・介護保険法に定める要介護の認定を受けた人
  (その他の用件は、設楽町町民課へお問い合わせ下さい)
 利用目的・回数:
  ・医療機関への通院のみ(1ヶ月に2回まで)
 利用できる場所:
  ・設楽地区(旧設楽町)内、及び新城市
 利用時間:
  ・月曜日から金曜日-午前9時~午後4時まで
 利用料
  ・無料
 受付先・受付期間
  ・設楽町町民課(電話:0536-62-0511(代) )担当:金田
  ・利用の半月前までに電話連絡
 その他の制限
  ・利用する前に利用登録が必要、設楽町町民課へ申し込みを行なう
  ・原則、付き添いはない。(設楽町町民課、要相談)

icon27 旧津具村地域「福祉タクシー」

 利用できる人:
  ・65歳以上の高齢者のみの世帯(65歳未満の同居者がある場合は利用できません
   -身体障害者2級以上の認定者で歩行が困難な方
   -その他、設楽町長が必要と認めた方
 利用目的・回数:
  ・原則、医療機関への通院のみ(1ヶ月に2回まで)
  ・他市町村の医療機関へバスで通院する場合は、旧津具地域内の最寄バス停まで
  (1ヶ月に2回まで)
 利用できる場所(乗降場所):
  ・津具地区内
 利用時間:
  ・月曜日から金曜日-午前9時~午後4時30分まで
 利用料
  ・無料
 受付先・受付期間
  ・設楽町社会福祉協議会津具総合支所(電話:0536-83-2946 )担当:竹下
  ・利用の2日前までに電話連絡
 その他の制限
 ・利用する前に利用登録が必要、設楽町町民課へ申し込みを行なう
  (電話:0536-62-0511(代) )担当:金田

icon31現在の問題点
 両サービスの利用者の大半は、「高齢者(独居、高齢者世帯)」、「自動車」の運転ができない人々」です。
 奥三河地域の過疎有償運送サービス豊根村がんばらマイカーなど)や福祉有償運送サービス(新城市NPO法人事業「四岳館」「のんほい・ほうらい」)、長野県安曇野市のデマンドバス「あずみん」の利用実態をみると、その利用者の多くは「高齢者、女性、障害者」です。設楽町の移動サービスを必要としている人々も同様であると思われます。
 高齢者の主な収入源が年金であることが多く、病院などまでの移動に高額な移動サービスを利用できないという傾向が見られます。
かといって、乗り換えが数回に及び、往復の交通のタイミングが図りづらい、家からバス停までの距離が離れている等のために公共交通手段は使用が困難です
 このようなニーズに応えるのが、上記の移送サービス、福祉タクシー」です。

 しかしながら、昨年20年10月道路運行法の改正に伴い、設楽町では、2つのサービスの利用内容の変更を行い利用者の制限、利用目的(各種行事参加、役場等への用事等では利用できない)、利用頻度の制限を加えました。
 
 このため、両サービスの年間利用人数は以前に比べ減少しています。

 今後、この減少の実態をより注意深く内容判断する必要があります。
 例えば、「町民はすべての生活利便を行政にすべて頼るのではなく、地域や家庭である程度自立していくべき」考え方があります。
「家族の中で、高齢者の移動を行うことができるならば、行政支援は必要とされない」という観点から、「福祉タクシー」の利用者は「65歳以上の高齢者のみ世帯」としています。
 これによって「家族同士の絆」を深めることができたととらえるか?、もしくは、同居している若い衆は昼間は仕事で外出し、実際は高齢者世帯であるという例も多く、「できるだけ、家の中にいて静かにしている」という高齢者が増えたのか?

 何年かすれば、確実に自分の身にも降りかかる現実に、今どう対処していくのか?icon20
 奥三河の老後を少しでも改善するために何ができるのか?
 
 限界集落化している集落を抱える設楽町で、今からでも行政と住民の議論がなされてもいいのではないでしょうか?

 再び、北設楽の公共交通計画案のパブリックコメントを8月24日まで受け付けています

 icon11パブリックコメント募集期間が終了後でも、北設楽郡公共交通活性化協議会では、 北設楽地域の公共交通に関するご意見・要望をお待ちしています。

 詳しくは→http://www.town.shitara.aichi.jp/odekake/


by アキラ



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この記事へのコメント


たくち快老会
 
設楽町田口地区には 我々祖父の頃80余年前から地区婦人会・町後援により 年寄り対象に 「敬老会」 開催されました、
みな皆さん大変嬉しく 一ト時を楽しんでまいりました、
昨年まで伝統開催されきました、敬老会 が今の世相にむかないか、
意 集りの 心うすれか、今年から中止となりました、
世の仲 寂しき方向 に替わり案じおります、

楽しみも自らの手で 「快老会」 と銘名 メンバー9名 
先日 2回目 豊根・清水館え 楽しんでまいりました。
Posted by きたこぞう at 2010年02月20日 13:59
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